私とハワイとウクレレ

初めてハワイを訪れたのは、一九九二年の秋
 当時、まだウクレレとは出逢っておらず、トライアスロンに出場するため選手としてハワイ島に行きました。
ハワイ島で行われるトライアスロンは、水泳三、九キロ、自転車一八〇キロそしてフルマラソン四二キロを一人で行うものです。
一二〇〇人の選手を支えるのは、コクアクルーと呼ばれる地元ハワイはもとより世界各地から集まったボランティアの人たちです。
彼等は走っていてくじけそうになった選手たちを励まし、応援し、フィニッシュランへ導いてくれます。
そのレース中、ハワイアンスピリットというかアロハスピリットというか十分に体一杯感じました。
 翌年からは、選手を支えるコクアクルーとしてハワイ島に行くようになり、ますますハワイの良さ、すばらしさ、楽しさを体感していくようになりました。
そして当然のようにウクレレを手にし、ハワイ滞在中のあの楽しさが日本に帰ってきてからも感じられるようになりました。

 ウクレレを手にし、間もなくして愛知県に中西さんというウクレレ製作者がいることを知り、工房を見学させていただき、たびたび通うようになり、弟子入りを許可していただき現在に至ります。
当初はうちの若い衆と紹介されていましたが、最近はうちの後継者と紹介されるようになり、十分な技術を習得したと思ってもらえて嬉しい限りです。

 ハワイ島のホテルのラナイから海を見ながらポロン♪と響くあの音色。
なんとも言えず心地良いものです。
確かな技術に裏付けられつつ、気持ちの良い音色のするウクレレを作っていきたいと思います。

二00五年 

自宅兼工房は愛知県瀬戸市
緑深い郊外にあります
2003年に自宅兼工房を
セルフビルドにて建てました

しいはらウクレレは時間と手間を
おしみません。

しいはらウクレレが
お客様の一番のお気に入りウクレレ
になるよう

作業工程1つ1つ、妥協せず、
手作りならではの温もりも大切に
丁寧に仕上げていきます

HAND MADE UKULELE

コンピュータ機械操作で

ヘッドなどを削りだします

回転式面取盤でネックの形成をします

バンドソーは材木をおおまかに、カットをします

手押しカンナで材木の表面を
平らにします

何度も研磨と塗装を
繰り返し仕上げていきます

材木をデシケータで十分乾燥させます

ネックはカンナで形を整えます

ベルトサンダーで板をミリ単位まで均一に薄く削ります

インレイを糸鋸で削りだします

テナーサイズネックにはカーボンファイバーで補強

パーフリング バインディング
貝などを使い慎重に巻きます

五年

しいはらウクレレ工房を立ち上げて五年余りの月日が過ぎ
その間たくさんのお客様に支えられて
ウクレレを製作してまいりました。

操業当初は自分なりのウクレレ製作を画一すべく
模索する日々が続きました。

がむしゃら と言うとオーバーですが
とにかく日々研究、実験、勉強の繰り返し

お客様に喜んでもらいたい一心

あっという間の五年でした。

師からの教え、伝統を受け継ぎ
飽くなき探究心を持ち続け
確かな裏づけを元に
誠実に丁寧に一つ一つの工程を大切に

しいはらウクレレが

お客様の一番のお気に入りウクレレ

になるよう

日々製作に励んでおります。

二0一0年

しいはらウクレレ工房 

インレイ貝をグラインダーで
削り小さくします